2014-05-02
今回新潮社様からお声を頂戴し、子供のころから現在に至るまでの、料理を通しての家族のことや、料理に対する考え方をエッセーにさせて頂きました。
私の心をとても正直に文章にしましたので、戸惑いもありましたし、心が少し揺らいだこともありましたが、すべてが前を向いていると思い、形にさせて頂きました。恥ずかしさも、決心も、思い切りもありましたが、形になったときは正直気持ちはもう頂上に来ていて、読み返すことはありませんでした。でも一字一句覚えています。
料理や仕事の合間に想ってきたことや、母に対する想い、父への想い、家族への想いを改めて感じ、涙しながら書いた箇所もたくさんあります。この本を通して改めて、料理によって人への感謝の気持ちを表すことができるということ、心から本当に思いました。毎日の料理はささやかですが、大切なこと。自分の気持ちによって包丁を動かし、鍋を持つ。料理は、そんな自分の気持ちを相手につないでくれると、改めて確信しました。
人の心を動かす料理を、ぜひ皆さんとご一緒に作れたらと強く願っています。料理や日々のことに疲れたときは、この本を読んでみてください。きっときっと皆さん一緒だとおわかりになっていただけると思います。
手の込んだ料理でなくても、おにぎり一つからでも心は洗われ、気持ちは伝わるものです。頑張りましょう!!
楽しく、そして自分の幸せな気持ちを大切にしましょう!
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